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第11回IDOBATA KAIGI「Diversity, Equity and Inclusion」 ~ 世界標準が『DI』から『DE&I』へ!選ばれるデスティネーションになろう!

By: Riki Tanaka | 10 9, 2023

第11回のIDOBATA KAIGIは、「Diversity, Equity and Inclusion」 ~ 世界標準が『DI』から『DE&I』へ!選ばれるデスティネーションになろう!~ がテーマです。

たくさんの方にご参加いただき、現場経験も含めた内容の濃い意見交換を行いました。

第1セッションは、B&M Internationalの田中正之氏より日本における「DEI(Diversity, Equity and Inclusion)」の状況についてのプレゼンがありました。

以前は「Diversity and Inclusion」だったところに、昨今では「Equity(公平)」が加わっていること。
日本では「Equity(公平)」という言葉について、「公平」と「平等」が一緒になっているのでは、という問題提起がありました。
説明のため例題として、二つの絵が示されました。180cmの大人、150cmと100cmの子供3人が登場人物です。目の前に柵があり、普通では子供には中の様子を見府ことができません。ただ、一枚の写真には、子供にそれぞれの高さの台座を置き、一緒に観られるようにという配慮がされています。これは、「Equity」という考え方です。
次に、日本や世界の歴史の出来事を参考に「Equity」を振り返りました。今や国内にも外国人労働者、同僚も増えジェンダー問題も含めて国際化が進んでいるはずなのに、未だ違和感を覚えている人が多いようです。日本はまだ世界レベルに追い付いていない?!
このような問題こそ、MICE分野から目を向けて、リードしていかなければならないのではないか。
今回のディスカッションで、少しでも新しい気づきがあると嬉しい、という問題提起でした。

第2セッションは、チームに分かれてのディスカッションです。
今回のテーマである「Diversity, Equity and Inclusion」をもとに、2つのお題が出されました。
1つ目のお題は「私はだぁ~れ?」。
4つのチームに分かれて15分のディスカッションでしたが、皆さんそれぞれの体験等を含め、様々な角度からの意見交換が行われました。
各チームからの発表内容です。
・「DEI」はあまり聞いたことがない、意識をあまりしていなかったけれど、実際にジェンダーの対応として設備の整備(例えばトイレ)が行われているところもある。ただ、共有で利用することに抵抗感を持つ人もいる。
日本はここにビジネスチャンスがあるのではないか?
・ジェンダーなどは見た目から先入観を持つが、個人を知ることにより偏見が消えていく。体験などを通して、そうした偏見を払拭していく必要がある。
・文化や食にも「DEI」は関係が深い。日本の文化を知らずに残念な結果(仕事を退職など)に終わることもあるが、相手のことも理解し協力できる体制、自分も変わらないといけないという意識が重要である。
・「日本らしさ」という文化は大切だが、それを型にはめすぎて強要しすぎていないだろうか? また逆に、受け入れなければ、という思いが強すぎるために本当の「日本らしさ」は失われていないだろうか? 今一度両方を理解し、対応していく必要がある。
2つ目のお題は「誰もが食べられる食を!」。
食事については、様々な制限の条件があり、日本はどこまでその対応ができているでしょうか?
MICEに携わる私たちから、その橋渡しができればという思いを込めた意見交換でした。
訪日客が増えてきている昨今、ベスカタリアン、グルテンフリー、ビーガンなどたくさんの対応条件が増えている。調理用なども含め対応策を講じているが、一番のポイントは地場の「おいしいもの」を召し上がっていただき喜んでいただくこと。そのために準備も含めた「コミュニケーション」を大切にすること。これはMICEだからこそできる対応である。という共通意識を持つことができました。
各チームからの発表内容です。
・各種食事条件対応してくれる食事処を探すのは大変。ただ意見を押すだけでなく、参加者とも訪問先ともきちんとコミュニケーション、対応をとることによりその思いは相手にも伝わる。
・参加者全員の条件に合わせることはむずかしい。特に出汁が重要な和食の良さを伝えるのは難しいが、それをごまかすのではなく、きちんと説明して理解、納得(アレルギー出なければ箸をつけてみるなど)してもらうことが重要。
・アレルギー以外の食事対応について、関係者には学習の機会を持つことが必要だと思う。例えばコースの場合、すべてのメニューが食べられないわけではないのではないか? その部分でケータリングの活用など工夫をしてみてはどうか? など進め方を研究し、MPIとしても事例を収集するとよい。

各お題のチーム発表にも熱が入り終了時間を15分も超過したにもかかわらず、誰も離脱することなく行われた意見交換でした。
皆さんの様々な立場と経験による意見交換から、今後の対応や取り組みについて認識を新たにし、ともにMICEの発展に寄与したいという思いを感じた時間でした。

 

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田中顔写200x200真
Riki Tanaka

 
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