Hello‼︎ Member 更新 Japan Chapter 広報担当の清水克子さん

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4月11日!GMID2024(Global Meetings Industry Day 国際ミーティング業界の日)

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MPI Japan Chapter セミナー MICE入門講座 「いまさら聞けないMICE概論と多種多様なMICEのお仕事紹介」

20181207

By: MPI Japan | 10 12, 2018

10月11日に六本木アカデミーヒルズで、MICE入門講座 「いまさら聞けないMICE概論と多種多様なMICEのお仕事紹介」を実施しました。 

今回は岡村篤ファイナンス担当理事(所属は野村総合研究所、社会システムコンサルティング部 産業インフラグループ グループマネージャー)をはじめ、各分野で活躍する会員たちが、学生やMICEビジネスにこれから参入しようという社会人の方を主な対象として、MICEの概論やMICEに関わるさまざまな職種の仕事について紹介しました。 

岡村理事は、MICEの市場規模について、米国の観光市場8650億ドルのうちMICE市場が2804億ドル(約1/3)あるというCICの資料をもとに、日本の旅行消費28兆円から、日本のMICE市場を試算。また観光庁の調査によるインバウンドMICEの消費額5384億円のうち「M」と「I」の分野は潜在的であることや、インバウンドのみの数字であることから、MICEは潜在的市場が大きいことを説明しました。 

また、MICE参加者の消費額が一般の旅行客の倍以上であるため、各自治体がMICEに注目しているということでした。また、MICEの各セグメントについても解説し、MICEのマーケティングでは、細かく分解して考えることを提案。Meetingであれば、社内会議、社内研修、各種式典、入社式、対外向けセミナー、製品発表会・プライベートショー、リクルート系催事、株主総会をなどのカテゴリーをあげ、それぞれの規模や、参加者イメージ、主催者の分析を行って戦略を構築することの重要性をあげました。 

マリオット・インターナショナルの溝口シェリー東日本統括部長は、宿泊、宴会、会議、パーティなど多様なアクティビティを行うMICEは「ホテルにとって良いビジネス」とし、営業チーム、イベントチーム、宴会担当などMICEを成功するための協力体制を説明しました。 

金井大三会員は勤務先のJTBの取組みを説明しながら、旅行会社にとってのMICEの重要性を紹介。宴会や忘年会といった福利厚生的な法人旅行から、人材育成型へのニーズ変化に応じて、旅行手配から課題解決の業務へなりつつあるということです。またスポーツ・ホスピタリティの取組みも紹介しました。 

コンベンション・ビューローについては、安田弓会長より、政策実施機関として、国際市場における高度な交渉力が必須なことに加え、MICE施設や旅行・イベント会社、中央・地方自治体、MICE施設、地域産業協会や地域社会など非常に多くの関係者と協働体制を作り上げる必要がある、いわゆる地域の調整役であることについてのやり甲斐について説明がありました。 

前野伸幸前会長は、プロダクションはイベントサプライヤーのハブと説明。スケジュール、コスト、クオリティのマネジメントと、柔軟な企画力と創造力が求められる仕事ということでした。

保坂恵子副会長は、ホテルでのミーティングプランナーとして培ったキャリアを、現在の企業イベントの社内プランナーのキャリアで活かしていることを説明。また海外で経験を積むことを参加者に提案しました。 

会場施設の立場から坂本和也理事が、施設にどう付加価値をつけるかで誘致の幅を広げるとし、カッシーナと共同開発したカンファレンス用のイスなどを紹介。また施設の仕事は「会議を成功に導くお手伝い」とし、主催者の目的、参加者満足、などを理解、ゴールを共有して、そのための環境整備を行うことと説明しました。 

MPI会員の説明や経験談を聞き、参加した学生や若手社員の方たちはMICEという仕事について理解を深めてくれたようでした。

 

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